「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」(24年10月)

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3年前に「ベイビーわるきゅーれ」と阪元裕悟を早期発見したことはちょっとだけ自慢だ。1作目はコロナで帰国できなかったので、劇場に行けなかったのが悔しい。フィジカルなアクションとユルい会話のギャップが「邦画では類のない切り口」で、これは期待できるのでは、と記した。

配信での追っかけで「最強殺し屋伝説国岡 完全版」「グリーンバレット」「黄龍の村」「ある用務員」も補完した。

調子のってきた「ベイビー〜」の2作目は、本当に調子のってて、これは化けるな、と期待した。劇場ガラガラだったけどな。

脚本監督の阪元裕悟の若さも讃えるが、実績のあるアクション監督は園村健介の“よき仕事”でもある。

で、2023年以降、この企画を見つけたオトナたちが、介入し始める。テレビドラマ「エブリデイ」は局や代理店などが群がって放送5話現在、空中分解寸前である。持ち直してほしいね。

んで、全国170館くらいで大々的に公開されたのが映画3作目「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」。興行的にはがっかり。

3本目だからって世界線を格別広げることはなく、地味な連作にしてしまったのが裏目に出たか。気張らずそのままにしたからシリーズを見ている人は大喜び。逆に知らない人は見向きもしない。

キレキレアクションとゆるゆるシスターフッドのミスマッチが同居しているのがよかったのだが、今回はアクションはパワーアップ、会話の退屈さも増量と、それぞれ別方向に広がってしまった印象だ。

良くも悪くも池松壮亮が「見せてしまった」のが分裂の原因か。意識高いのに、孤独な殺し屋。その顛末が悲しくも可笑しく、主人公コンビよりも魅力が上回ってしまった。

「劇場コケちゃいました」でオトナ業界人たちは引くから、仕切り直して大切に育てていってほしいわん。

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