「ソウルの春」(24年8月)

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待ちかねてた「ソウルの春」(서울의 봄)は公開初日に行くに決まっとろうが。

79年10月26日、パク・チョンヒ大統領暗殺を契機に、陸軍内組織が政権奪取のためチョン・ドゥグァン保安司令官を中心に決行される12月12日のクーデターを描く。対する真摯で高潔なイ・テシン首都警備司令官(モデルはチャン・テワン)は、拉致され行方不明となった上官に代わり、反乱者たちの暴挙を阻止するべく奔走する。

歴史物というより、二人の男の熾烈な戦いを描くドラマだ。決着とその後はわかってるんだから、そこに焦点は置かない。チームを率いるそれぞれが一枚岩ではない中、恫喝と交渉、知恵と行動、攻撃と防御がぶつかり合う。ポジションと権限をいかに活用し吹っ飛ばし、思うように人を動かすのか…サラリーマン業の長い僕なんかは内臓がグッチョンになるまでかき回されましたよ。

自分の部下の中に敵側派閥のメンバーがいて情報が筒抜けてる…なんてさ。もう笑っちゃうよね。

ファン・ジョンミン、チョン・ウソンのに大スター激突。監督は「アシュラ」でもこの二人を対決させたキム・ソンス。

映画は昨年末韓国公開で大ヒットした。

日本には馴染みにくいかもしれないが、40年ちょっと前の出来事だもんな。本作、「KCIA」「タクシー運転手」「1987、ある闘いの真実」と続けると、韓国近代史が学べることに加え、「いまだに忘れない」国民の強い意志を見せつけられることになる。政治に歯向かうのではなく、このように文化や娯楽の力で問題提起するのが素晴らしいよな。日本映画はどうか。

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