2021年10月30日 note
これ、もしかして今年のベストワンかもしれん。
8月末「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」のIMAXレーザー/GTテクノロジー上映に滑り込み間に合う。
デヴィッド・エアー版を完全に黒歴史化させる、ジェームズ・ガンの超破壊お祭りデタラメ映画は、デタラメであっても芯が通っていることで、見終わった時になんとも表現し難い最高の高揚感を味わえる。やったことないけど、変なオクスリのようなものかもしれない。
ある計画阻止のため、編成された「スーサイド・スクワッド」軍団が謎の施設に突撃する。それだけがあらすじ。この軍団(人数多い)がもうメチャクチャな編成で、しかも序盤ミッションの凄まじさには、空いた口が塞がらなかった。劇場内マスク着用は、もはや酸欠覚悟だ。息が苦しくてヒーヒー言ってました。
どんなに登場人物数が多くても、きちんと見せ場を作って「キャラ立ち」させる監督の手腕が際立っている。
ネタは割ってもしょうがないが、「なんでもやっていい」と言われたジェームズ・ガンは、MCU降ろされた腹いせに、「MCU(ディズニー)ではぜーったいにできないこと」をしたのね。もうこれには拍手喝采。MCUはアメコミ映画の保守本流になってしまったため、こんなアホで野蛮なことはまずもってやらんだろう。いや、今後も気にしないでいいです。DCだって「ワンダーウーマン」がフェミニズム主導の優等生になっていってしまうことで、なんとなく中途半端な真面目路線が懸念されていたが、今回のR指定は見事そんな不安を払拭してくれた。まじでありがとうだぜ、ジェームズ・ガン。
ガン映画長年の“顔”マイケル・ルーカーは、今回は史上最高の役どころです。ロン毛が内田裕也と見紛うルックですが。冒頭彼が見せる強烈な描写は「今回はこういうノリだから、嫌なら今のうちにお引き取りください」と警告になっている。
素晴らしい見せ場を持たされたハーレイ・クインは相変わらず大スターだ。ラットキャッチャー2のダニエラ・メルシオールはポルトガルから来た新星で、今回で大化けするでしょう。
他にも最高な布陣でキリがないのだが、やはりなんと言ってもナナウエが可愛すぎ。フィギュア探したらめっちゃプレミア価格でしたよ。そりゃみんな欲しいよな。
重要なのはもう一点。これ、全編IMAX撮影なんですね。だから、通常のスクリーンがシネスコだとして、縦に画角が広い設計になってる。情報量も多いし、そもそも画質が破格。これを配信でいいや、とは絶対に諦められなかったよw。
※結局007が落第したので、本作は文句なしの2021ナンバーワン映画となりました。

